~この記事は2012年、現地インターンをされていた、秋塲 優歩さんによって当時書かれたものです。~
カンボジアに来てから日本の友人知人と連絡を取る時に必ずというほど聞かれるのが、カンボジアの主食。
初めに答えてしまいますが、こちらの主食は日本と同じ白米です。食生活はどうやらカンボジアを訪れたことのない人には最大の関心事。そこで、今回はこちらの食べ物事情をお届けしたいと思います。
カンボジアの子どもたちが大好きなスナック、「プロハット」。
こちらでは児童生徒の買い食いはごく当たり前のこと。子供たちの登下校や休み時間の時間帯に合わせてスナックを売る様々な移動販売車(バイク)が行き来します。
一日に10回以上見かけるこの移動販売車。中でも最も頻出なのが「プロハット」屋さんです。
このプロハット、何かといえば、日本でいう練りものの串揚げ。一口サイズのこれをお団子と同じように串に指して油でカラッと揚げ、甘辛いソースにつけて食べます。
肉団子やつみれようなものや、さつま揚げ、ソーセージなどなど、バラエティ豊かなプロハットがショーケースにきれいに並べてあり、自分で好みの串を取り出しておっちゃんに渡すと、さっと油で揚げてくれます。すべて1串500リエル(¥10程度)。あっつあつのプロハットは、子どもから大人までお馴染みのおやつです。
そしてこの日、私は3串注文。ところが写真を撮るのに夢中になっていたら、いつの間にやら生徒が奢ってくれてたんです!それに気付いて、お金払うよーと言ったら、これくらいいいよ!と笑顔で断られました。なんてイケメン!…いやいや中学生におごってもらうなんて(汗)。でも、どうしてもお金を受け取ってくれません。じゃあ、この次は私が奢るね!と言って、お言葉に甘えさせてもらいました(笑)。
こんな風に、日本語教室の生徒も授業前によく食べていますが(この時間を見計らってプロハット屋さんが来るんです)、見ていると4~5串くらい買う子も少なくありません。結構ガッツリ系のおやつ。一人で全部食べるには多すぎるだろーと思いきや、「一緒に食べよー」と言って串を外し、何人かでつつきあって食べていました。みんな結構太っ腹なんですねー(笑)。
なんだか心が温かくなる瞬間でした。
6月23日
現地インターン 秋塲
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